あまはじノート

amahaji note

書籍「ひとりの記憶 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち」橋口譲二

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「ひとりの記憶 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち」橋口譲二文藝春秋


先の戦争(と本には記述されているが太平洋戦争のこと)が終わったあとも日本に戻らずに生きた人たちを、写真家橋口譲二が訪ね歩いた記録。

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具志堅さんハンスト【side story】 「静かな声と雨の音」

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(1)沖縄県庁前ガーデン

2021/06/19~23に沖縄県庁前広場と平和祈念公園でおこなわれた具志堅さんのハンストの【side story】 。(7/5に一部追記しました)

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具志堅さんハンストの2日目。夜中に激しい雨が降った次の朝。「最近、手入れがされてなくてね。雨が降ったあとは草が抜きやすいから、雑草を抜きにきたの」という方があらわれた。(1)沖縄県庁前ガーデンの写真参照

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お前はここでこれからアイヌとして生きろ!

 

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2021年6月23日、沖縄糸満市平和祈念公園にて。武 幸二郎さん

武 幸二郎(たけ こうじろう)

1982年・北海道生まれ。
祖母がアイヌ、祖父が釜山(プサン)出身の朝鮮人
マアルハートバンドで、ヴォーカル、ベース、作詞を担当。
派遣の仕事で原発の塗装工を経験。

 

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「マアルハートバンド」具志堅さんハンスト現場でライブ!

www.youtube.com

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バンドの相棒、ヴォーカル・ギター担当の田村雄一さんと

沖縄平和祈念公園での具志堅さんのハンスト期間中、現地を訪れて演奏を聞かせてくれた「マアルハートバンド」。沖縄や原発のことを楽曲のテーマにする彼ら。


ベース担当の武 幸二郎さん(写真右)は、アイヌ人の祖母、釜山(プサン)出身の朝鮮人を祖父に持つ方です。人々が大陸や島々を超えてダイナミックに動いていた時代。強制連行された夕張炭鉱から逃亡したという武さんのじいちゃん(他者が呼ぶときは敬意をこめて「おじいさま」とすべきですが、ここでは「じいちゃん」とさせてください)についてお話をうかがいました。 

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