動画配信サイトで「桜と無窮花(むくげ)」(2016年公開。監督 河真鮮/ハ・ジンソン)という映像作品を観た。※むくげは韓国の国花
主人公は、11歳のときに来日した韓国生まれの青年。来日以降は、日本の学校に通っている。海外在住の韓国人にとって兵役は絶対的な義務ではないが、彼は20歳で本国の軍隊に志願する。作品の監督は、主人公の母親。
書籍「草 日本軍『慰安婦』のリビング・ヒストリー」
2022年6月 対馬丸記念館に行ってみた(再び)。
書籍「ぼくが遺骨を掘る人『ガマフヤー』になったわけ。サトウキビの島は戦場だった」
慰霊の日とか沖縄戦とか
沖縄島をはじめて旅したとき。読谷村(よみたんそん)在住の人と知り合いになった。その人の祖父は、沖縄戦当時シムクガマに避難していたのだという。そう、シムクガマとチビチリガマは、同じ村内にありながらも生と死を分ける世界の入り口となってしまった場所だ。
-------------------
1945年4月1日朝、米軍は沖縄本島の西側にある読谷村渡具知(とぐち)海岸から北谷(ちゃたん)海岸一帯から上陸。地元住民はガマ(壕)の中に避難していたが、当時の徹底した臣民教育を受けた人たちは、米軍が来たら「男性は殺されるし女性は強姦される」「米軍の捕虜になるぐらいなら自決を選べ」と教え込まれていた。
その結果、チビチリガマでは住民たちが集団で自決することを選択せざるをえず、82名(85名とも)が亡くなった。一方、シムクガマでは自決を思いとどまらせた人がおり約1,000名が自決することなく投降を選択した。
続きを読む