あまはじノート

amahaji note

戦争

もうすぐ公開・奥間勝也監督の映画『骨を掘る男』

★映画『骨を掘る男』は、2024年6月公開予定のドキュメンタリー映画です www.youtube.com 奥間勝也監督の映画『骨を掘る男』は、積極的に観たい作品です。沖縄で、40年もの間、戦没者の遺骨をさがし続けているガマフヤー(=ガマを掘る人)具志堅隆松(ぐしけ…

『戦争・記憶 』亀山亮さんの写真

ここは具志堅隆松さんのハンストを契機にはじめた場所です。つまり、沖縄戦がテーマです。ただ、今は、沖縄戦のことを、文字にして積み重ねようとは思えない期間が続いています。 (筆者自身、下嶋哲郎さんの本を紹介して以来、沖縄戦の本を読めなくなってい…

パレスチナとラジオガーデン(Radio Garden)

筆者は、2023年10月7日のイスラエルによる攻撃を知るまでは、パレスチナ事情をほぼ100%に近く知らなかった。 10月7日以降、パレスチナについてSNSで発信している人は、筆者が目にする範囲内でふたりほど。 それについても、ただ「嘆き」のことばや「パレスチ…

【絵本】『ひろしまのピカ』丸木 俊(1980年発行)

『原爆の図』や『沖縄戦の図』(どちらも丸木 位里との共作)で知られる丸木 俊(まるきとし)さんが制作した小学1・2年生から読める絵本。筆者が『ひろしまのピカ』を読んだのは、2023年の2月。『はだしのゲン』が話題になったとき、ある人が広島の平和教育…

【絵本】『父さんはどうしてヒトラーに投票したの?』

フランス生まれの作者が制作したナチスについての絵本。(2019年に出版) 静かに進む物語を通して、ナチスの総選挙での勝利、その後の独裁政権、ユダヤ人大虐殺、障がい者の隔離と絶滅計画、侵略戦争、そしてナチス政権の崩壊までを描く。 www.kaihou-s.com

ガマフヤー・具志堅さん主人公の映画「骨を掘る男」

ガマフヤー・具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さんが主人公の映画「骨を掘る男」のクラウドファンディングがはじまりました。2/28まで。※クラウドファンディング=インターネットを通じて不特定多数の人から資金調達をすること。※ガマフヤー=沖縄のことばで…

書籍「赤瓦の家 朝鮮から来た従軍慰安婦」川田文子

ポンギさんの故郷は「忠清南道(チュンチョンナムド)礼山郡(イェサングン)新礼院(シルレオン)」※地図上の赤いポイントのあたり この本の主人公裴奉奇(ペ・ポンギ)さんは、植民地下の朝鮮から1944年に日本に連れてこられ、沖縄で慰安婦として従軍した人。…

書籍「……こどもが聞きました。日本は中国になにをしたの」(明石書店)

www.akashi.co.jp 書籍「…こどもが聞きました。日本は中国になにをしたの」(明石書店)は、日本占領下(1931~1945年)の中国における日本軍の所業を、写真とイラスト、文章でまとめたもの。 薄手の小冊子のような作り。この一冊を見れば、日本軍が当時どの…

書籍「ゲンバクとよばれた少年」中村 由一

「ゲンバクとよばれた少年」中村 由一(講談社) 1945年8月9日午前11時2分、この日の長崎市の天気は曇り。上空を飛んでいたB29は雲が切れた瞬間をねらい原子爆弾「ファットマン」を落とす。そのとき地上(浦上町=うらかみちょう)にいたうちのひとりが中村…

apple TV 配信ドラマ「Pachinko パチンコ」

2017年ごろ。英語圏に住む日本語の達者な人が書いていた。「こちらでは、ミン・ジン・リーという作家の”Pachinko”という小説がヒットしている。わしも今読んでいる」。その後、小説「パチンコ」は日本でも出版(2020年)。そして、小説「パチンコ」を原作に…

大石芳野写真集「戦争は終わっても終わらない」

大石芳野写真集「戦争は終わっても終わらない」(藤原書店) 長年にわたり、戦争や紛争の中に生きる市井の人々をとらえてきた大石芳野(よしの)さんの写真集「戦争は終わっても終わらない」。太平洋戦争が主題(本の中では「アジア太平洋戦争」と表記)。 …

赤と黒、そして青。書籍「原爆の絵 ヒロシマの記憶」

その日、1945年8月6日は快晴だった。原爆を搭載したB29は、晴れわたる空を飛んできたという。どこまでも青い空。キラリと光る物体がすっと落とされた。ピカッ、どーん!!街は真っ赤になり地面は熱くなった。その後世界は、赤と黒にいろどられた。 土埃が混…

書籍 反戦詩集「もし それが わたし だったら」

「もし それが わたし だったら」監修 赤木かん子、画 葉祥明(ようしょうめい)、(発行 自由國民社)2003年発行の反戦詩集。児童文学評論家の赤木かん子さん編纂。茨木(いばらぎ)のり子、石垣りん、原民喜(はらたみき) 、金子光晴、折口信夫(おりぐち…

書籍「草 日本軍『慰安婦』のリビング・ヒストリー」

韓国の作家が描く日本軍慰安婦のものがたり 「草 日本軍『慰安婦』のリビング・ヒストリー」キム・ジェンドリ・グムスク 著、都築 寿美枝・李 昤京 翻訳 (発行 ころから) korocolor.com 数センチの厚みを持つ500ページ弱の漫画のようなコマ割りで描かれた…

宮古島「アリランの碑」

沖縄県宮古島市野原(のばる)にある「アリランの碑」に行った。 農地の中にぽつり、ぽつりと住宅が点在するエリア。畑に囲まれた小さなスペースに「アリランの碑」はあった。 ※「アリラン」は朝鮮民謡の曲名