緊急事態宣言下のなーふぁぬまち(那覇のまち)を歩く

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沖縄県立図書館「臨時休館 5月23日から当面のあいだ」

2021年5月、沖縄のコロナ感染者が1日200人を超えた。

2021年5月23日~6月20日まで、沖縄県に「緊急事態宣言」発令。

 

宣言下、5月下旬~6月上旬の国際通りあたりの様子を記録する。

 

www3.nhk.or.jp

 

まずは、地元に暮らす人たち居場所のひとつである図書館。

 

沖縄県立図書館

沖縄県立図書館は、宣言発令の23日からさくっとシャットダウン(休館)。

前日の夕方、シャットダウンを事前に知った人達でにぎわう図書館。特にワラビンチャー(子ども向けのコーナー)フロア(3F)は、本を選ぶ親子連れでワサワサと空気がゆれていた。

 

 

那覇市立図書館

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牧志駅前ほしぞら図書館(プラネタリウムが同じビルの中にあるのでこの名前)

 さて、那覇市立図書館(那覇市内に、中央・小禄南・若狭・石嶺・首里・繁多川=はんたがわ・牧志駅前ほしぞら図書館の計7館)は?

 

こちらは、年配の利用者が多いという理由も考慮してか、宣言が出されたあとシャットダウンまでにに2~3日の猶予がもうけられた。「しばらくの間、図書館が休館になるのでその前に本を借りにきてくださいね」という感じ。

 

緊急事態宣言は2度目 

沖縄県立図書館・那覇市立図書館ともに緊急事態宣言下でのシャットダウンは昨年の7月に続き2度目。昨年の牧志駅前ほしぞら図書館は、ブルーシートで覆いがかけられ、バリケード封鎖のようだったが、今年はちゃんとカーテンが!

 

みんな、どこへ?

ただ、このように図書館が封鎖されてしまうと、図書館での時間がルーティンになっている人にとってのよりどころのひとつがなくなるわけで。みなさんどこに行っておられるのだろう? 新聞だって読めなくなるよね? と、図書館でよくみかけた人たちを思い出す6月上旬。

 

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国際通り

宣言下のまちはどうだろう?

こちらは、2021年6月3日の国際通りの日中。

 

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4軒がつらなり休業中

  

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御菓子御殿(国際取りに2軒あるうちの1店舗が休業)

 

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首里石鹸(国際取りに2軒あるうちの1店舗が休業)

 

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Tシャツ店

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ローカルな喫茶店も休業中

 休業中のお店が多い。コロナ禍で廃業してしまった店を除いても、宣言下で営業を継続しているのは1/4から1/5ぐらいだろうか? 国際通りをのんびり歩けるぐらいに人通りが少なく観光の方たちの姿もぐっと減っている。

 

(正直、国際通りは人が少ないほうが快適なのだけれど)

 

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テナントが消えたビルの1F(写真には写っていないが1軒だけは営業継続中)

 この1年の間に、いよいよ営業する店舗が消えた某ビルのフロア。閉店してしまった店も多いが、国際通りにも新しいビルは建っているし退店したあとに新店舗がはいるなどもしている。止まっているかのようにみえて新陳代謝していて、でもまた止まっての揺り戻し。 

 

牧志公設市場周辺

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牧志公設市場周辺

 夜はどうだろう?

みなが「やーぐまい(家にこもること)」をしているのか、夜は人通りが少ない。うかれた喧騒が消えた通り。

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牧志公設市場近くの道

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沖映通り

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沖映通り近く

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 裏道をぼんやり歩いていると、ふいに得体のしれないもやっとしたぬくもりに包まれた。人の侵略が減少したまちの中、ひそかに生息する姿を持たないものたちが歓迎してくれているような、にぎわう那覇では届かなかったなつかしさがあった。

 

視界に人間の姿が入ると、プツッとそのものたちは消えてしまうのだが。ひとりになるとまたあらわれて同じ道を歩いてくれた。

 

数年前までは、牧志公設市場界隈を歩くと路上でハモニカをふく盲目の方がいたし、夜になると道端で宿泊される方たちがいたものだった。きれいに並べられた日常をモザイク状に突き崩す存在もいつのまにか消えてしまった。

 

また会いたいとおもっても、それはかなわないだろう。向こう側の世界に行ってしまった友人たちに会うことができないように。どこまでも一緒に歩いて行きたかったと今も胸のまんなかにあっても。

 

まちは変化し続ける。記憶に残したいと狂おしくおもっても、その記憶もまた消えていく。コロナ禍でこのまちはなにかを失うのだろうか? 緊急事態宣言下の那覇のまち。また歩こうとおもう。

 

※写真に人が写っていないのは、わざと避けたため。スーパーに行けば買い物をする人がたくさんいますし、地元の人の日常は続いています。 

 

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