これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。2024年5月におこなわれた青鳥行動の記事ではありません。
学生たちによる立法院の占拠から3日目の2014年3月20日。
立法院の表玄関、立法院議場前、濟南路(ツァイナンルー)一段などで、抗議集会があった。
①立法院の表玄関
原住民(=先住民)の人たちの抗議。
※台湾において、”原住民”は差別用語ではない。
原住民の人たちのダンスがはじまった。場が一気にあたたまる。
②濟南路(ツァイナンルー)一段
※黄色いビニールは雨がっぱ。スピーカーにかぶせて雨よけに。
↑ この状態からうしろをふりかえると↓ 警察官が待機
※立法院周辺のすべての出入り口に、警察官が待機していた。
※上記ストリートビュー左側、開いた門がこの写真の場所。
3月20日の時点で、「不要再有下一個福島」と描かれた反核フラッグと、ひまわり、百合の花が。仕事が早い。ちなみに、造花ではないです。
※「不要再有下一個福島(次のフクシマをくりかえしてはならない)」=台湾では有名な反核フラッグ
※百合の花=1990年3月にあった「野百合学生運動」という民主化運動にちなんでいる
台湾の人たちは、どこにでも座れる才能を持っていると思う。
水、ティッシュペーパー、おやつ、カイロなど。誰でも自由にもらえる。
テント村
3月20日時点ですでにテント村ができていた。ちなみに、ふだんは車が通る二車線の道路。片方だけ車が通過できるようにテントを設営。
筆者は、小さなお子さんがいらっしゃる家族連れが滞在されていたことにおどろいた。機動力ありすぎでは。
③立法院議場前
※↑ のオレンジっぽい建物=下のオレンジの看板の建物
※右側に立法院議場がある
同じ場所に集っていても、「連帯しています!」とひとつに固まるようすもなく。近所を散歩していて、そのままふらりとたずねてきたような気楽さがあった。
ふだんのままで抗議行動。
地ベたに座ってリラックス。(とはいえ、コンクリートの上に座るのは大変)
その気楽さに安心し、筆者も気負うことなく現場にいることができた。
ただしそのころ、立法院のなかでは直球の訴えがおこなわれていたのだが……。
中と外の温度差があるのは当然。中が熱ければ熱いほど、周辺は常温でいる必要があるとも思う。どちらも熱いとぐらぐら沸騰して不安定になるから。
国会占拠はいまだ膠着状態にあり、今回先陣を切っている学生代表の陳偉廷と林飛帆は、午前中に3大要求を繰り返し、最近は現地で記者の呉錫陽と連絡を取り合っている。
※映像に添えられていた文章を自動翻訳しています。
⦅余談⦆映像のなかに、2016年5月20日 ~2024年5月20日まで台湾の総統をつとめた蔡英文(ツァイ インウェン)さんの姿がある。
『島嶼天光/Island's Sunrise』滅火器樂團 (滅火器 Fire EX. )
※この映像をみると、現場のたたずまいがわかると思います。
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