あまはじノート

ガマフヤーのハンスト・沖縄戦・台湾ひまわり学生運動

no.12:ひまわり学生運動10年目の記憶(3/24-3)

これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。

amahaji.hatenablog.com

参照
no.9:ひまわり学生運動10年目の記憶 - あまはじノート

no.10:ひまわり学生運動10年目の記憶 - あまはじノート

 

2014年3月24日・立法院占拠から7日目の午後

学生たちによる行政院への突入、その後警察・機動隊による排除。

その翌日2014年3月24日夕方立法院周辺のようすです。

(2014年3月24日 ‏18:57)

「危險勿近(あぶないから近づくな)」(なにに近づくな? 警察に?)

ここは、立法院とは関係がない政府機関の建物です。そのような場所にも、ひまわりとメッセージ。遠慮はしないよ。

(2014年3月24日 ‏8:19)

立法院の敷地(広い)を取りかこむように、張りめぐらされたテープ。ひまわり学生運動の現場には、このテープのようなプロ仕様の仕事が各所にあった。

實質審査 重啓談判 全民包圍
(実質的見直し 交渉再開 すべての民が取りかこむ) 

 

休憩中(2014年3月24日 ‏8:19)

爸媽你放心、我們很安全
(お父さんお母さん心配しないで、わたしたちは大丈夫)

 

こちらは後日撮影(2014年3月29日 18:56)‏

 

孩子謝謝你們、你是我們的希望
(子どもたちありがとう、あなたたちは、わたしたちの希望です)


じんわりとしたあたたかみが伝わるフラッグ。


立法院を占拠する学生たちがいて、立法院の周辺に座りこむ学生たちがいる。学生たちを応援し見守る大人たち(現地にいたり遠くにいたり)がいて、ひまわり学生運動は成立していたのだと思う。

 

(2014年3月24日 ‏19:00)

地面に座る学生たち。慣れてる。けれども、3月の台北のコンクリートは冷える。地面に座りこむのは、意外とハードなことなのだ。

(2014年3月24日 ‏19:00)

お弁当の配布。お弁当やさんが自主的に持ってきています。「応援しているからね」って。学生じゃなくても、ここにいる人ならもらえます。

(2014年3月24日 ‏19:07)

日が暮れると薄暗くなる路地で座りこむ。筆者の記憶に強く残る学生たち。この路地の突き当りに、立法院に通じる小さな塀がある。学生たちは、そこを守る(阻止する)ために座っていた。

 

(2014年3月24日 ‏19:19)

立法院議場前の道路上で集会。音響設備も整っているし、報道の人もいます。

 

立法院議場前の道路(2014年3月24日 ‏19:14)

画面の白・青・赤いものは、通路を確保するためのテープ。

 

同じような写真が続くなあと思いましたか? それも、素直な感想でしょう。

しかし民主とは、こうして、飽きるほどに座り続けること(=注視し、声をあげ続けること)で実現するものなのではないでしょうかね。

 

警察(2014年3月24日 ‏19:06)

交代の時間がくるまで、牛肉麺(ニョウロウミェン)店の前で待機。

医療看護ステーション(2014年3月24日 ‏19:11)

夜7時過ぎの、「救急站(救急ステーション)」。手前の赤十字が、大きくてわかりやすい。

 

(2014年3月24日 ‏19:21)

人民覺醒 決定咱的未來 

(ひとびとの目覚めが 未来を決める) 

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