これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。
2014年3月25日・立法院占拠から8日目の午後
テント村
今日も平和なテント村。片側2車線の道路。救急車両のための通路をきちんと確保。
家族連れも滞在するテント村。ゴーッゴーッとバイクや車が走る、交通量の多い道路の近く&オフィス街。
ひとりで抗議
馬下台(馬総統やめろ)
馬の中に「非」の文字をアレンジして、「ダメダメなんだよ!」を表現。
近所を散歩していた人が、ふらりと立ちよった風情(ふぜい)。台湾の抗議行動は、いつでもふだん着だ。
集会1
今日もたくさんの人が座りこんで集会がおこなわれている。こちらは、青島道路(チンタオトンルー)の路上。
集会2
こちらは、濟南路一段の路上での集会。
集会が開かれていたのは、上記立法院議場前の道路(青島道路)と、この濟南路一段の路上。学生たちが中心だが、学生を応援する(サービス貿易協定に反対する)大人たちも多かった。
民主について話そう
↑ このあたりで
民主について、サービス貿易協定について、対話しよう。
このすきまのない座りかた。路上ゆえのスペースの都合もあると思う。けれども筆者には、真剣さゆえの近さにみえる。座るようすが、ひまわりの花のよう。
ライブペインティング
この日は、路上でライブペインティングがあった。
ひまわりと目。「わたしたちは、しっかり見てるよ!」台湾では、政治や政治家は、なにを考えているかなにをやっているか、常にチェックされる立場にいるようだった。
筆者が、ある政治家のことを「あの人は、いい感じじゃないの?」などと言おうものなら、「なに言ってるの? 政治家は、どんな人でも信用できないんだよ!」と返された記憶。※相手は、台湾人。
政治家は、市民の目に取りかこまれている。
こちらも、ひまわりと目?
座りこみ班
立法院の塀の前に、ただ座りこむ。トラメガ大・小、水、お風呂の椅子、寝袋、頭にタオル、ダンボール箱のテーブル。奥の人は、自宅にいるかのようにリラックス。しかし、路上に座り続けることは楽ではない。
立てかけたダンボールには、新聞を掲示して。伝えかたのさりげなさと、うまさ。
この日みつけたアート作品
拒絶 黒箱 服貿
(サービス貿易協定はブラックボックスだ 拒絶する)
版画シリーズ。この作者の作品はほかにもあって、どれもいいものばかり。
ふとんと寝袋
ふとんと寝袋。このころ(3月25日)には、路上に寝泊まりする学生が増えていたようだ。ふとんをそのまま持ってきて、路上で寝るのが台湾らしい。(=あるもの使っちゃう。必要なものは即用意がデフォルト)
キャンプ用のテントなどは周辺になかったので、おそらく屋根だけがあるテントの下で眠っていたのではと思う。
台北市のこの時期の平均気温。最高気温22度、最低気温が15度。15度は、部屋の中にいても肌寒い温度では?
【おしらせいたします】
少しのあいだ、更新が不定期になります。グーグルストリートビューで立法院周辺をぐるぐる回っているばかりで、なかなか先にすすみません。ちゃんと、この領域から出ていけるのか(書きおわれるのか)が現時点でのギモンです。
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