これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。
2014年3月26日・立法院占拠から9日目の夜
捍衞民主(民主主義を守る)
現地滞在する学生が増えた時期。
支援者の大人がバスをチャーター、立法院のある台北に学生を送り出す。台南や台中、高雄などからの長距離バスに”学生さんは大幅割引”が導入される。
「ひまわり学生運動に参加する生徒は、授業に出ていなくても出席扱いとする」と声明を出す大学もあった。
お金を出せる人はお金を出していたし、ものを送れる人は送ってた。現場で労力やものを提供する人も多かった。かたちはさまざまだったが、大人たちの応援の熱量は高かった。
はちまき(もっといい呼び方はないものか)をシルクスクリーンで制作。なんでも現場で作る。どんどん作ってどんどん配る。筆者も、もらった。
まるで、”夜の広場でお茶会、または夕涼み”。スピード感のある人たちだけど、いそがない一面もあわせ持つ。「自分たち」の民主のために、今日ものんびり座る。これまでも、民主のために座ってきたのだから。
スマホの充電ステーション。右側にある白いスマホに「加油(ジャーヨウ=がんばれ)」と書いてある。ちなみに、ガソリンスタンドでの給油にも、同じ「加油(油を加える)」を使う。
メッセージや作品は、各自好き勝手に掲示。馬総統を揶揄した作品が目につく。
ここは ↑ このあたり ↓ ですね。
服貿通過 生活難過(サービス貿易協定が通ったら生活が苦しくなるよ)
馬卡茸!鼻要賣國(〇〇〇!台湾を売るな)
馬卡茸 馬総統を揶揄するときによく使われていた単語。
鼻要 不要=いらない の別表現。鼻要と不要は、発音が似ている。
馬卡茸は、2014年の流行語になった単語らしい。↓下記参照
「民主の未来は自分でつかみとれ。あなたがいなくては、民主の自由は待ってくれない。」かな? あまりうまく訳せない。
民主や自由について、さらっと書いたメモ書き。あちらこちらに貼られていたな。
民主の自由とは、発言の自由、言語の自由、抗議する自由、選択の自由、思想の自由。あたりまえにあるときには気づきにくいもの、かな?
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