あまはじノート

ガマフヤーのハンスト・沖縄戦・台湾ひまわり学生運動

no.15:ひまわり学生運動10年目の記憶(3/27)

これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。

amahaji.hatenablog.com


2014年3月27日・立法院占拠から10日目の夕方

現場の掲示物より(2014年3月27日 ‏‏‏18:03)

go to hell(地獄へ行けよ) 。ほかの文字は、画面から読みとってくださいね。 (^^) 

 

(2014年3月27日 ‏‏‏18:21)

テント村のはしっこに出現したオレンジテント。立法院占拠から10日」と、わかりやすく表示。「数字の部分は、毎日書きかえるのか!?」この日から、オレンジテントをウォッチすることに。

 

(2014年3月27日 ‏‏‏18:00)

それぞれの主張がはためく、抗議のタワー。

無料ですよ~(2014年3月27日 ‏‏‏18:02)

自由民主の花、ひまわり。子どもも大人も、学生も、ひまわりを持ってた。

右側にテントがひとつ(2014年3月27日 ‏‏‏18:01)

ただゆるく座ることだって抗議だ。

大学ごとのブースができつつあるころ。


抗議するポスト

(2014年3月27日 ‏‏‏18:03)

ポストは、すでに使えません。むしろ、抗議に使われています。郵便局側もあきらめたようです。

 

(2014年3月27日 ‏‏‏18:07)

「ちょっと、行ってみる?」などと言いながら、路上で本を読み、編み物をする。軽快な抗議。

(履いてらっしゃるサンダルが筆者と同じ<TEVA>で。なんだか他人とは思えなかったおふたり)※可能ならいつかこの写真をお届けしたい

 

(2014年3月27日 ‏‏‏18:17)

家族連れかと思われるようなグループも。あらゆる年代の人が、現場に座る。のんきなお祭り会場にも見える。


現地宿泊用のふとん

天井に届きそう(2014年3月27日 ‏‏‏18:16)

ふとんの数が、増えている(!!)。エマージェンシーシートもあるねぇ。


キャベツにこめた深い愛

「免費蔬菜  菜農寄付挺学生(無料野菜。農家から学生へ寄付するよ)」(2014年3月27日 ‏‏‏18:22)

「青菜代表我的心(キャベツはなんでも知っている)」は、テレサ・テン『月亮代表我的心(月はなんでも知っている)』にちなんでいる。


これはまさに、キャベツにこめた農家さんの愛。

『月亮代表我的心』の歌詞「私の愛がどれほど深いか どれほどあなたを思っている知りたいの?」「私の気持ちも、愛も本物」と伝えたかったのだろうか。

 

熱すぎると思った。そして、重い(=物理的に)。

なぜなら、台湾の学生の部屋には、キッチンがない。キャベツを持って帰って、いったいどう料理しろと? 「キャベツをもらっても学生さんは困るだけでは?」と、当時、筆者も思った。

 

しかし農家さんは、そのような煩悩さえ踏み越え、キャベツを差し出さずにはいられなかったのではないだろうか?

キャベツは、ただの野菜じゃない。農家さんの深い愛を代弁する存在なのである。そうまさに、「青菜代表我的心(キャベツはなんでも知っている)」。

 

それでは、おおくりいたします。鄧麗君テレサ・テン)『月亮代表我的心(ユエリャン ダイビャオ ウォディ シン)』。

 

www.youtube.com

※日本語字幕

青菜(チンツァイ) 葉もの野菜の総称。さっとゆでたり炒めたりして食べることが多いです。地瓜葉(ディーグヮツァイ=さつまいもの葉)を食べる習慣もあります。

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