これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。
no.19:ひまわり学生運動10年目の記憶(3/30) - あまはじノート
上記記事の続きです。
2014年3月30日・立法院占拠から13日目
この日は、サービス貿易協定に反対する大きなデモがおこなわれた。
気ままに路上に座る人たち(=デモの参加者たち)
歩道の端っこに腰をおろして。
銀行の前。
注:警察署の前です。
(おそらく)公園の中。ただ、座ってる。
ここはどこだろう? でも、ひたすら座る。
wifi車
白い車は、遠傳電信という通信会社のもの。現場で、wifiを飛ばしています。この会社が自社の電波を増強するためにここにいたのか、デモ参加者に無料でwifiを提供するのが目的だったのか。それについては不明。
主張する人たち
退回服貿(サービス貿易協定から手をひけ)
台灣是台灣人的台灣(台湾は、台湾人のための台湾です)
國立政治大學 地政學系の学生さん。
捍衛民主風雨無阻(雨がふっても風がふいても民主を守り抜く)
ひまわりの色とおなじ、黄色いふうせん。
チラシを配っています。
いろいろ書かれているけど、どう訳せばいいのか。
ブラックボックスのサービス貿易協定には、反対。ちゃんと審議をして。シンプルな主張。
気ままに参加しています。
タワーのように立つ人たち。
バナナで主張。この大きさは、台湾バナナですね!
この日の夜。凱達格蘭大道(ケタガランたいどう)で抗議集会が開かれた。樂團滅火器(バンド 滅火器 Fire EX. )が『晚安台灣(おやすみ台湾)』 をみんなと一緒に歌唱したとのこと。
筆者は、エネルギー切れで帰宅。TVニュースでの鑑賞でした。
※10年前のTVは、ブラウン管でした。
2014年3月30日のようすをドローンで撮影した映像。
台湾の人たち。ドローンが頭上にくると、みんなで手をふるんですよね。こういうところが、とても台湾らしいな。
2014年3月30日のデモ参加のようす。徐旻均さんというかたの作品。いいドキュメンタリーです。
概要欄によると、「突然のことだったから、撮影機材を持っていけなかった。たった1台のスマホだけを手に、台北に行った。この映像はスマホだけで撮影したものだから、手ブレが多いけどゆるしてね」と。
映像の0:18あたり。「3月30日の夜中(=3月29日の深夜←筆者注)に仕事を終えて台北行きのバスを待つことになった。キャンセル待ちの番号は、60番。バスに乗れたのは午前3:30。象徴的な民主のバス」とテロップで書かれています。
台北行きのバスが、深夜になってもまだ混み合っていたということがわかりますね。
徐さんが、どこの地域から台北に行かれたのかはわからない。けれど、台湾の人たちは、自分たちが必要と感じたら時間をかけてもいく。遠くても自分を運んでいくのです。自分たちの島のために。
例:台湾では、在外選挙がおこなわれていない。そのため、投票のために帰国する人も多い。
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