これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。
2014年4月2日・立法院占拠から16日目
ひまわり学生運動のリーダー 林 飛帆(リン フェイファン)。「HOPE」。いいことばだな。
テント村のオレンジテント。「立法院占拠から16日目」。ひまわりが増えてる?! 地面にペグが打てないから、石を重しにして。
青島道路(チンタオトンルー)
立法院議場前。この写真だけを見ていると、まるで大学の学際ですよね。
ステージでは、スピーチ中。
充電ステーション。
車座になって討論。きわめてラフな現場だったけれど、はじめからおわりまでまじめで真剣。ゆるいお祭り会場のように見えても、民主の方向をむくことにはひたむきだった。
濟南路(ツァイナンルー)一段
立法院から出てきた車にむかって直接抗議。役職者が乗車していたのかもしれない。
法律課輔(法律の勉強教えます)
左の机で、法律科の大学生が高校生らしき人に勉強を教えている。
路上で、静かに過ごす。そのことに意味があるの? そう思う人がいるかもしれない。
「ひとり」が行動することは、台湾の民主の潮流を太く強くする。路上を選んだ本人も、そう自覚して行動している。もうそれは「ひとりで座ることに意味があるの?」と問う以前の、あたりまえの行為なのだと思う。
ひとりでふらりとやってきて、「座る」人もよく見かけた。たまにざわざわする(やくざが現場にやってきたりとか)ことはあっても、路上は守られていたからね。
学生たちが静かにすごせるエリア。
そこにやってきたのは、↓ 漢方ののど飴屋さん。
八仙果(バーシェングオ)。柑橘系くだものの皮の中に、調合した漢方を詰めたのど飴。さいころ状にカットして舐める。
免費(無料)。
ちょっともらってみようかな。
仕事帰りに現場を訪れた人たち。
感冒會好(風邪はよくなるが)
服貿會倒(サービス貿易協定はよくならない=倒れるよ)
政府よ ちゃんと見てるからな
各自、好きに書いたメッセージや主張をペタペタ張りまくる。それぞれに、力がある。
2014.3.26に現場にやってきた(右上に日付あり)、国立嘉義(チャーイー)大学 生物事業管理學系(生物事業管理学科)の学生さんたちの主張!! ※名前が書かれていた部分には、シールを貼りました。
素朴ながら、あたたかみあふれる一枚。
⦅余談⦆ストレートに気持ちを表現したメッセージ。気負うことなく自由に書かれたイラストには、どれにもヒトのぬくみや変化を起こしたいという力にあふれていた。
むずかしく考えない素直な表現の数々に、じつは筆者自身はげまされていたのかもしれない、と作業しながら思う10年後。
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