これは、2014年のひまわり学生運動についての回想記事です。
2014年4月3日・立法院占拠から17日目
※この日筆者は、自宅待機。現場写真はありません。
4月3日午後1時。行政院は「臺灣地區與大陸地區訂定協議處理及監督條例(台湾地区と大陸地区との間の協定の処理及び監督に関する条例)」の草案を可決。
これには、学生が立法院に対して要求した項目の一部がふくまれていた。
行政院が一部譲歩したかたちになったが、学生側は、さらなる透明性の高い審議が必要だと受け入れを拒否。再検討を要求した。
2014年4月4日・立法院占拠から18日目
物資拠点
学生たちがほしいのは……LED電視(LED液晶)、牆(ついたて?)×4、木棧板 (木製パレット?)×30、長桌(長テーブル×)3、とのこと。※連絡先電話番号は、矢印で隠しています。
天佑台湾(台湾が天に守られますように)
いろいろなことが書いてありますが。下記のみ紹介。
自由貿易! 不自由(サービス貿易協定は、自由じゃない!)
シンプルで力強い。
ちいさなひまわりをかばんにつけて。
※写真を撮ったのがおそらく濟南路(ツァイナンルー)一段なので、無償で配られたものと思われる。
商品としてひまわりグッズを販売する業者さんはいたが、住みわけはきちんとされていた。商売屋さんが、学生たちの運動の現場に入ってくることはなかった。
濟南路(ツァイナンルー)一段
テント村。この日は、オレンジテント(右手前)を個別に撮るのを失念。
冷たい水、常温の水、ショウガ茶を提供。「戦地厨房」と看板がある。「たたかう台所」のような意味かと思うが、戦地という単語にドキッとする。
駐車禁止のガードパイプって、もたれかかるのにちょうどいい高さなのよね。
もはや、地べたに座ることへの抵抗感はゼロ。
テントの中に、熟睡中の学生。
フェンスの前。学生たちの休憩所。
あたらしいテントが4張り増えた。4/1までは、いちばん左のクリーム色のテントだけだった。
電話ボックスを極限まで利用した「中指立てて撮影できる」コーナ~!! 文化大學制作。やるね。
青島道路(チンタオトンルー)
免費(無料)コーヒー。
コーヒーがふるまわれている近くでは、ひまわり学生運動のリーダー 林 飛帆(リン フェイファン)がスピーチ中。
(この記事冒頭に記した)3/3の政府の条例と今後の自分たちの要求について話しているのだと思う。
じーーーっ。
みんなが注目。
この人が、 林 飛帆(リン フェイファン)。
黒いフェンスが撤去され、道路の一部が警備区域になった。警察官たちの横に、抵抗のテント。
立法院占拠から17日目。本議会場の中にいる学生たちは、日光も入らない夜も電気を消せない(防犯上の理由から)環境ですごしていた。
路上ですごす学生たちも、けして楽な状態ではなかったはず。これから、どうなるのかという時期。
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