あまはじクロニクル

amahaji chronicle

6月23日は沖縄慰霊の日です”沖縄「平和の礎」名前を読み上げる集い”があります

昨年2022年からはじまった『沖縄「平和の礎」名前を読み上げる集い』。これは、沖縄県糸満市平和祈念公園にある「平和の礎(いしじ)」に刻まれた24万1686名の名前を読み上げるという試みです。

リレー形式で読み上げをおこない、その様子はネット配信されます。

今年2023年も、6月1~23日の予定でおこなわれます。オンライン(ZOOM)または電話での参加が可能。つまり、地球の上にいてネット環境・電話での通信環境があれば参加できるのです。昨年は、1,500人ほどの参加があったそう。

個人参加の申し込み締め切りが4月14日(金)なので、お知らせします。
※団体での申し込みは、すでに締め切り。

以下、https://okinawa-ishiji.net/ から引用します。

毎年6月23日は、沖縄慰霊の日です。
沖縄戦では、90日に及ぶ凄惨な地上戦で20万人余の尊い命が失われました。
「平和の礎(いしじ)」には、沖縄戦などで亡くなった方のお名前が
国籍や、軍人、民間人の区別なく刻まれています。
「平和の礎」に刻まれた名前を読み上げることは、
戦争で犠牲になった一人ひとりの命について考えることにつながります。

 

本企画では「慰霊の日」までの23日間、
沖縄・全国・世界各地の参加者を地域会場とオンラインで結び、
名前の読み上げを通して、
世界の恒久平和への誓いを発信していきます。
沖縄を「平和の発信地」に。
みなさまのご参加をお待ちしています。

 

参加にあたって顔出しをしたくないと考えるかたもいるかと思います。そのような場合、昨年は顔が見えないようにボードをおいて対処されていたようです(ネット配信時・筆者画像で確認)。
おそらく、今年も同様の配慮がなされるかと。ZOOM参加であれば画像を表示しない設定での参加が可能かと思われます。

興味を持たれたかたは、ぜひ。

申し込み・問い合わせは『沖縄「平和の礎」名前を読み上げる集い』からどうぞ 

Facebook、インスタ、ツィッターも開設されています。

okinawa-ishiji.net

 

twitter.com

 

【絵本】『ヨーンの道』下嶋 哲朗(理論社・1980年発行)

長野県出身の下嶋 哲朗(しもじま てつろう)さんは、1975年からの1年間、家族で石垣島の川平(かびら)に滞在。この絵本は、その時の聞き書きをもとに制作したもの。

※出版社にもすでに在庫がないようなので、 『 古書カフェ うさぎ堂』さんを紹介しておく。こちらは、沖縄、八重山に関する本はもちろん、店主が選びぬいたさまざまな本が並ぶブックカフェ。ホットサンドやコーヒーを味わいながら、席に座って本が読めます。筆者が訪れたときは、飲み物のカップミッフィーの絵柄だった! 『 古書カフェ うさぎ堂』、推します。※現在も『ヨーンの道』の在庫があるかどうかは、不明です。

www.facebook.com※『ヨーンの道』は、図書館・古書店で見つけられるはずです。
続きを読む

【絵本】『ひろしまのピカ』丸木 俊(1980年発行)

『原爆の図』や『沖縄戦の図』(どちらも丸木 位里との共作)で知られる丸木 俊(まるきとし)さんが制作した小学1・2年生から読める絵本。

筆者が『ひろしまのピカ』を読んだのは、2023年の2月。『はだしのゲン』が話題になったとき、ある人が広島の平和教育に使われている本として紹介していたから。

※『はだしのゲン』が話題=広島市の小学3年生の平和教育の副読本から『はだしのゲン』のページが削除されると発表があったできごと
※『原爆の図』の原画は、丸木美術館に所蔵(第15部〈ながさき〉のみ長崎原爆資料館に所蔵)。『沖縄戦の図』は、沖縄県佐喜眞(さきま)美術館に所蔵されています

www.komineshoten.co.jp

続きを読む

【書籍】『四国辺土 幻の草遍路と路地巡礼』上原善広

www.kadokawa.co.jp

著者の上原さんは大阪出身で、被差別の立場にある人について数多くの本を書いている。この本は、四国遍路の道のりに点在する路地(=被差別部落)と辺土(へんど=部屋や家を捨て、遍路を生活の手段にしている人のこと。草遍路、乞食遍路、プロ遍路などの呼び方もある)を、上原さん自身が巡礼しながら取材したもの。

四国遍路=弘法大師空海)が修行してまわった四国の88ヶ所の霊場(寺)をめぐって巡礼すること。

続きを読む