あまはじノート

amahaji note

2021-01-01から1年間の記事一覧

市場のシークヮーサー

公設市場周辺の通り。台車にシークヮーサーやバナナ、みかんをのせて商売しながら歩く方を見かけました。顔なじみであろう方が「がんばってるね!」と声をかけています。一度は通り過ぎたけれど、ゆっくり追いかけて、大宜味村(おおぎみそん、沖縄島北部に…

「僕の帰る場所」チャリティ上映@桜坂劇場

藤元明緒(ふじもとあきお)監督作品「僕の帰る場所(Passage of life)」(2017/日本・ミャンマー合作) を桜坂劇場で観賞。 日本に暮らす夫婦と子どもふたりのミャンマー人家族。「難民」の申請を続けているがなかなか受理されない。「いつまでも安心できな…

「島の美容室」福岡耕三 / 写真・文

その島には長い間 美容室がないという事を聞いた 人々は数日かけて 那覇の美容室に行くという 美容師である私は、そのことが気になった 「島の美容室」より 茨城在住の美容師福田さんが、沖縄の小さな島で月に10日間だけ開く「島の美よう室」。

沖縄の写真家 石川文洋さんと大城弘明さんトークショー

ジュンク堂那覇店で開催されたトークショー、石川文洋×大城弘明 写真対談「沖縄を『撮る』ということ」を見学した。

「海辺の彼女たち」@桜坂劇場

藤元明緒(ふじもとあきお)監督作品「海辺の彼女たち(Along the Sea)」(2020/日本・ベトナム共同製作) を桜坂劇場で観賞。 「(この作品は)日本で働く”外国人技能実習生”たちを描いたドキュメンタリー」。そう勘違いしたままに出合えたことを幸運に思う…

「沖縄戦の戦争遺品」豊里友行(新日本出版社)

「沖縄戦の戦争遺品」豊里友行(新日本出版社) 沖縄で60年間遺骨収集を続けた国吉勇さんが収集した遺留品をおさめた写真集。(国吉さんは2016年に遺骨収集から引退)※撮影は沖縄出身の写真家豊里友行さん。

「鎮魂の地図」大城弘明著(未來社)

『鎮魂の地図』大城弘明著(未來社) 「これは御嶽(うたき)なのですか?」「いーや、違うんだよ。沖縄戦で一家全滅した家のね、トートーメー(位牌)」76年前の沖縄戦で生命が途切れ自分の家に帰って来れなかった人たち。その人たちが住んでいた家の跡地に…

白色テロ✕台湾映画「返校 言葉が消えた日」

台湾映画「返校 言葉が消えた日」 台湾映画「 返校(へんこう)言葉が消えた日」を那覇市桜坂劇場で観た。

沖縄の作家 目取真俊(めどるましゅん)さん@Eテレ

沖縄生まれ、沖縄在住の小説家目取真俊(めどるましゅん)さんのインタビューが、NHKのEテレで放映された。こころの時代~宗教・人生~「死者は沈黙の彼方(かなた)に 作家・目取真俊」2021年8月29日(日)放送

やさしすぎる人々の物語・灰谷健次郎作「太陽の子」

「太陽の子」灰谷健次郎著(理論社) ー心の病んでいるものが、他人に危害を加えたり、犯罪をおかすというのは、あんたたちの偏見じゃよ。沖縄の島々ではな、心の病人はみんなで大事にした。(後略)「太陽の子」灰谷健次郎著より(以下同)

セカオワ「SOS」と八重山(やえやま)の来訪神

www.youtube.com 「このMVを作った人は、向こう側の世界に行ってしまった人たちの繊細な声を聞いたことがあるのかもしれない。聞いたことはなくてもきっと”知っている人”なんだろうな、創作の人だし」と思いながら見ていたセカオワ(SEKAI NO OWARI)の楽曲…

沖縄の写真家 石川真生作品展「大琉球写真絵巻 2021」

沖縄の写真家 石川真生(いしかわまお) 石川真生さんの作品展「大琉球写真絵巻 2021」に行った。「大琉球写真絵巻」は、薩摩の侵略から現代までの沖縄の歴史的なできごとを真生さんなりのイメージで撮影したシリーズで、1年に1回のペースで発表している。▶…

石垣島旧盆行事アンガマー

沖縄石垣島の旧盆といえば、「アンガマー」だ。あの世からの使者としてやってきたウシュマイ(おじいちゃん)とンミー(おばあちゃん)が、ファーマー(子孫)を多数引き連れ、各家を回りながら地方(じかた)の唄と三線(サンシン)にあわせて八重山民謡を…

絵本「ひめゆり」

絵本「ひめゆり」2011年6月23日発行 絵本「ひめゆり」ひめゆり平和祈念資料館発行 沖縄県糸満市にあるひめゆり平和祈念資料館が監修発行した絵本「ひめゆり」。発行日は、沖縄戦後66年目にあたる2011年の慰霊の日(=6月23日)。

2021/8/15 本の中ではまだ戦争が続いている!

「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」仲宗根政善(角川文庫)ひめゆり学徒隊の引率教師として沖縄戦を体験した仲宗根政善さんが記録した手記。 戦場に記した乙女らの血の足跡をありのままに記すことは、亡き乙女らへの供養にもなろうかと、灯油もなかった終戦…

2021/7/24【沖縄に産まれたラッパーRITTO「ウチナー音タイム」上映+赤土-AKAZUCHI-ライブ】

赤土 -AKAZUCHI-のライブに行った 那覇市在住のラッパーRITTO(りっと)さんが率いるオキナワンHIPHOP集団”赤土 -AKAZUCHI-”のライブに行った。@那覇市桜坂劇場。当日は、RITTOさんを主人公にしたドキュメンタリー映像作品の上映(奥間勝也監督)+赤土 -AK…

暮しの手帖社の戦争本(の中のオキナワ)

暮しの手帖社の戦争本「なんにもなかった」と「戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ」 ●この日の後に生まれてくる人にそれは、言語に絶する暮しであった。 その言語に絶する明け暮れのなかに、人たちは、体力と精神力のぎりぎりまで持ち…

丸木位里・丸木俊「沖縄戦の図」が佐喜眞美術館で開催中

アーサー・ビナード氏の本を求めて図書館を訪ねた。最寄りの図書館にあったのは、「ちいさなこえ(「原爆の図」をもとに編纂したという紙芝居)」。「紙芝居なんですね」と反応すると、司書の方が「”本”があるかどうかさがしてみますね」と用意してださった…

南島の詩人 八重洋一郎の「先生」という詩

写真は2021年7月に撮影した沖縄島の樹 八重山石垣島の詩人に八重(やえ)洋一郎という人がいる。その人の作品「先生」という詩を読むと強烈に沖縄戦を感じる。

2021年7月 沖縄那覇市・対馬丸記念館を見学する

2021年7月の晴れた日 対馬丸記念館に行きました

那覇・野良猫の世界

「ギャオス!(さっき餌くれなかったよね? はい、ちゅ~る持参していませんので)」

書籍「ひとりの記憶 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち」橋口譲二

「ひとりの記憶 海の向こうの戦争と、生き抜いた人たち」橋口譲二(文藝春秋) 先の戦争(と本には記述されているが太平洋戦争のこと)が終わったあとも日本に戻らずに生きた人たちを、写真家橋口譲二が訪ね歩いた記録。

七夕の風と水たまり

南から吹いた風が

具志堅さんハンスト【side story】 「静かな声と雨の音」

(1)沖縄県庁前ガーデン 2021/06/19~23に沖縄県庁前広場と平和祈念公園でおこなわれた具志堅さんのハンストの【side story】 。(7/5に一部追記しました) amahaji.hatenablog.com具志堅さんハンストの2日目。夜中に激しい雨が降った次の朝。「最近、手入…

お前はここでこれからアイヌとして生きろ!

2021年6月23日、沖縄糸満市平和祈念公園にて。武 幸二郎さん 武 幸二郎(たけ こうじろう) 1982年・北海道生まれ。祖母がアイヌ、祖父が釜山(プサン)出身の朝鮮人。マアルハートバンドで、ヴォーカル、ベース、作詞を担当。派遣の仕事で原発の塗装工を経…

具志堅さんハンスト【慰霊の日】@平和祈念公園 6/23

6月23日慰霊の日がやってきた

具志堅さんハンスト【後編】@平和祈念公園 6/21・22

戦争で家族を亡くした 城間恒人さん(左)、と具志堅さん(右) amahaji.hatenablog.com amahaji.hatenablog.com 2021年6月21日 糸満市の平和祈念公園でのハンスト 黙祷 糸満市の平和祈念公園に移動したハンスト会場。1日目の6月21日は、小雨が降ったりやん…

具志堅さんハンスト【前編】@沖縄県庁前 6/19・20

ガマフヤー具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さん ガマフヤーの具志堅さんふたたび。2021年6月19~23日に、”土砂採掘中止&辺野古(へのこ)新基地建設埋め立て設計変更の申請を承認しないことを要求する”ためのハンストをおこなった。

2021 ひめゆりさんたちに会いにゆく

沖縄師範学校女子部の生徒たち(ひめゆり平和祈念資料館フライヤーより) 2021年4月12日にリニューアルオープンした「ひめゆり平和祈念資料館」(以下、祈念館と表記)に行った。

【対馬丸】ポンコツの貨物船と山羊散歩

人気のない波の上ビーチ 緊急事態宣言18日目のなーふぁぬまち(那覇のまち)。 2021年6月9日(晴れ)、波の上・若狭エリアを歩いた記録。