あまはじノート

amahaji note

no.1:ひまわり学生運動10年後の記憶

路上の掲示物が日々増えていった(2014年3月)


「学生たちが、立法院の建物を占拠しました!!」


台湾台北市の自分の部屋で、ぼんやりテレビを見ていた2014年3月18日。

その日が、立法院の文字を意識して見た最初の日になった。


なにが起きたのか?

立法院台湾の国会のことで、その建物に学生たちが突入し、占拠したようだった。


まず、”国会”って突入できるものなのか! と、おどろいた。

 

そして、大変なことになった、と思った。

 

大同区のアパートに引っ越した翌日のできごとだった。


立法院突入当日のニュース映像】

www.youtube.com

※新聞=ニュースのこと。台湾では、ニュース専門の放送局がいくつかあります。


▼突入前学生たちは立法院を取り囲んでいた



映像から、2014年3月18日の21時ごろ、立法院(中華民國 立法院)の北側にある青島東路(チンタオトンルー)、南側にある濟南路(ジィナンルー)一段、つまり立法院をはさみこむかたちで学生たちがつめかけていたことがわかります。


2014年3月18日21時10分すぎに、突入がはじまったようです。(塀をよじのぼっている人がいる)筆者もこのときの映像を見たはずなのですが、すでに記憶が薄れています。


はしごを上って窓から入ったり(簡単に排除されないためには頭数が必要)、議会場入口にバリケードをきずく様子が写されています。


筆者は、こんなにもみあってたんだと今さらながらに認識。警察も相当に抵抗していたと知りました。議会場の占拠は、簡単ではなかったのです。


※しかし、よ~く見ると、警察は徹底排除の姿勢ではなかったようにも見えるのですよね。このあたりは、筆者のバイアスかもしれません。

⦅余談の余談⦆
上記の映像を見ていると、”この映像はこの道路で撮った”と視聴者がわかるように構成(ちゃんと道路の名前が写る)されています。また、主導者である林 飛帆(リン フェイファン)と陳為廷(チェン ウェイティン)のふたりの様子も混乱の中撮影しています。

ニュース映像って、さまざまなことを考慮して撮影・制作されているのだなと感心します。

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※全体をまとまりのあるものにするため、あとで内容を加筆・修正することがあります。