あまはじノート

amahaji note

映画「夜明け前のうた」と午後8時過ぎの市場界隈

 

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映画「夜明け前の歌」原義和監督作品


那覇市桜坂劇場で、「夜明け前のうた」(原義和監督作品)という映画を観る。

 

私宅監置(したくかんち)

「夜明け前のうた」は、精神的な病のケアを放棄され、または放棄せざるをえず、自宅の庭に作った小屋や裏座に、私宅監置された人たちをテーマにしたものだ。

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石川真生展 ただ、撮り続けるために

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作品集を購入すると真生さんのサインが!

 

沖縄県那覇市沖縄県立美術館で開催中の「石川真生展:醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。」に行った。石川真生(まお)さんによるギャラリートークがあったのだ。

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映画「緑の牢獄」 主人公はなぜ「阿嬤(アマー)」と呼ばれなかったのか? 

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映画「緑の牢獄」監督:黄インイク 撮影:中谷駿吾

                           

西表島が舞台

「緑の牢獄」は、台湾生まれの黄(こう)インイク監督による沖縄県八重山郡にある西表島を舞台にした映画だ。かつて西表島に存在した炭鉱の遺構やアーカイブ映像、その炭鉱との深いかかわり持つ台湾人女性の生涯をドキュメンタリーと再現劇を織り交ぜながら描く。

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オキナワ 骨の声を聞く男

2021年3月1日 ハンガー・ストライキが始まった

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2021年3月1~6日。沖縄県那覇市泉崎1丁目、沖縄県庁前広場で、ハンガー・ストライキ(以下、ハンスト)がおこなわれた。カウンターとしておもてに立ったのは、ガマフヤー(沖縄のことばで”ガマを掘る人”)具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)。沖縄戦跡地の土に埋められたまま過ごしてきた人たちの骨(遺骨)をひろいあげ、その声を聞き続けてきた男だ。

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オキナワ「わんねーガマフヤーぬぐしけんやいびーん!」

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2021年3月1~6日。沖縄県庁前広場で、ハンガー・ストライキがおこなわれた。カウンターとして中心に立ったのは、ガマフヤー(沖縄のことばで”ガマを掘る人”)の具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さん。具志堅さんは、これまで40年近く、沖縄戦中に生き埋めになった人の骨をほりおこし埋葬を続けてきた。

 

 

沖縄では、戦後76年経過した現在も、沖縄戦で生き埋めになったままの人があちらこちらに眠っている。

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