2022年6月23日慰霊の日 その2

2022年6月23日慰霊の日、沖縄県糸満市平和祈念公園。ガマフヤーの具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さんがハンストをおこなった。


この日は、「沖縄全戦没者追悼式」がおこなわれる日でもあった。今年2022年は首相岸田が来沖することもあり、管理側がセキュリティを強化。遺族や参拝者たちは不便を強いられることになった。

 

ロープ内への立入禁止



あらゆるところにロープが張られ、2mごとに警備員(沖縄県警ほか警察関係者?)が立つ仕様のセキュリティ。遺族や参拝者たちが通る通路があらかじめ決められ、通路以外の場所は通れない。目的地が目の前にあっても遠回りしなければいけないのだ。

筆者が歩いていると、「なんで、”この日”に”沖繩の人”が遠回りしなきゃいけないの? ちょっとは考えてくださいよ」と警備員に言う声が聞こえてきた。期せずしてダブルミーニングが込められていた。

沖縄タイムスが慰霊の日に発行した号外

ある場所では、号外を腕にかけた沖繩タイムスの人たちが止められていた。号外を平和の礎周辺の人に配りにいこうとされていたようだ。筆者も同じ道を平和の礎まで行こうとしていた。警備員に「行ってもいいのか」と聞くと、「まっすぐなら行けます」と言われるのだが、「まっすぐ行って平和の礎にたどりつけるのか」と聞くと、「知らない」と返事が返ってくるのだ。

(くわしく知る場所ではなかったとしても、〚筆者と同じようにこの地点から平和の礎へ行こうとする人は多いと思われ〛さくっとひとまわりしてきて付近を把握することはできるだろう。引き返さなければいけないのなら、もっと手前に「この先通行できません」とか、「まっすぐ行っても平和の礎には行けません」などの表示があってもいい)

この写真で、具志堅さんたちが立つ後ろのスペースは、本来一般の人が停められるはずの駐車場である。この日は入場を規制。30台ほどの車が停められるはずが、一般客は停められず。空きスペースが目立つこの駐車場よりも遠くにあるほうは順番待ちになっていた。(韓国の慰霊碑を見学に行った際に確認)


沖縄全戦没者追悼式

「警告 お静かに=おまえら騒ぐんじゃねーよ」

写真奥の白いテントが沖縄全戦没者追悼式の会場。参列者以外は遠くから眺めることになる。

「大和(ヤマト=日本)支配イラナイ」

ウミガメと

余談になるが、筆者は慰霊の日に平和祈念公園を訪れるのは2度目である。それまでは、追悼式でなにがおこなわれているのかをほとんど知らず。追悼式というぐらいだから、魂を鎮めるための唄や舞踊などが捧げられているんだろうと想像していた。

けれども実際は、壇上の人が手元の原稿を読み上げるスタイルが続く平坦なものだった。途中「岸田は帰れ!」などの声はあったものの、もめごとはなく終了。

(今後は抗議の意味で、韓国ドラマを参考に、生卵とか小麦粉とか残飯とか塩とか飛ばしてもいいと思うし、台湾の学生たちのように靴を投げてもいいと思う。筆者なら、こけたふりして鼻にマイクを突っ込むとか、おーっとすいませんとかいいながら頭突きしたい)

平和の礎のほうへ読経がひびく

式典終了後。具志堅さんのテント前で、日本山妙法寺の人たちによる供養の式がはじまった。ふたりの僧による力強い読経がひびく。そして、キリスト者の人たちによる賛美歌が捧げられた。

日本山妙法寺の人たちは、6月1日~6月23日の慰霊の日にあわせ、宜野座(ぎのざ)村から平和祈念公園まで行進されてきたばかり。沖縄の盛夏。これがどれくらいのエネルギーを必要とするか想像するだけで逃げ出したくなる。

具志堅さん。スピーチでは「次のことばが出てこないので2回に分けて話します」と。2日間のハンストとはいえ、昨年とはまた別の厳しさがあったのではないかと思う。

赤473枚、青2枚のシールが貼られた

辺野古新基地の埋め立てに、遺骨混じりの土砂を使ってもいいと思いますか? いけないと思いますか? のシール投票は、最終的に赤473枚、青2枚という結果になった。※写真は、6月24日の県庁前集会で撮影したもの